サビちゃんの祭壇
サビちゃんの骨壺を
ピンクのチェックの布で包み直した。
南側の窓辺に小さなバスケットを固定し、
そこへサビちゃんの骨壺を置いた。
ふうちゃんの祭壇もここへ一緒に置いたら、
ふたりとも淋しくなくていいかな。
そう思ったのはいいのだけど。
・・どうしてふうちゃんの祭壇はあんなに小さいのだっけ、
と考えてしまった。
遺骨がないのだった。
どうして遺骨がないのだっけと考え始めたら、
記憶がどんどん遡っていって止まらなそうになった。
ふうちゃんとサビちゃん。
年も同じくらいだったのかな。
ふうちゃんは相手を選ぶタイプだったけど、
サビちゃんはどの猫とも仲良くできた。
一緒のお部屋にいたら、
ふうちゃんもきっとサビちゃんを受け入れてくれただろう。
せめて夢で会えたらと思う。
ピンクのチェックの布で包み直した。
南側の窓辺に小さなバスケットを固定し、
そこへサビちゃんの骨壺を置いた。
ふうちゃんの祭壇もここへ一緒に置いたら、
ふたりとも淋しくなくていいかな。
そう思ったのはいいのだけど。
・・どうしてふうちゃんの祭壇はあんなに小さいのだっけ、
と考えてしまった。
遺骨がないのだった。
どうして遺骨がないのだっけと考え始めたら、
記憶がどんどん遡っていって止まらなそうになった。
ふうちゃんとサビちゃん。
年も同じくらいだったのかな。
ふうちゃんは相手を選ぶタイプだったけど、
サビちゃんはどの猫とも仲良くできた。
一緒のお部屋にいたら、
ふうちゃんもきっとサビちゃんを受け入れてくれただろう。
せめて夢で会えたらと思う。