深夜、
デリバリーの帰り道、
カブトムシが歩いていた。
歩道のすみを
公園に向かって進んでいた、
と思われる。
振り返ってみたら、歩みを止めてじっとしている。
そのまま動きそうになかった。
仕方なく、
自転車を降り、
枯れ木の枝を折ってカブトムシに差し向けた。
(↑昆虫類にもさわれない人)
公園には何種類もの樹木がある。
カブトムシがどの木を好むかは知らず。
いちばん近い高木の根元に下ろした。
彼(彼女)が
その生の最期に近づいていることは明らかであったが、
ほかに何を手伝うことができただろうか。